【第1期 予告広告】銀座1丁目駅直通5分、駅徒歩11分。総戸数600戸、52階建。販売戸数/未定、2LDK(58.87m2)〜4LDK(103.74m2)。販売価格/未定。平成24年12月上旬竣工(本チラシ掲載日の1年1カ月後)。
- ※1月8日(土)・2月27日(日)・6月12日(日)・10月21日(金)の物件と同じ。
湾岸マンション群エリアの一角に建つ最後のタワーマンション。
新聞全紙大の「予告広告」のオモテ面の下部の表示。
- 12月上旬 第1期販売予定
チラシ裏面の「物件概要」に目を凝らすと次のように記載されている。
販売予定時期/平成23年度上旬
※表示されている価格・販売戸数は未定です。一括での販売か分割での販売か確定していないため、物件概要は全販売対象戸数のものを表示しています。
販売戸数等につきましては本広告発表時点で表示させていただきます。
あれっ、チラシのオモテ面と裏面で、記載内容が矛盾しているようにも見える。
オモテ面では、「第1期販売予定」と謳っておきながら、裏面では「一括での販売か分割での販売か確定していない」という。
矛盾していないと好意的にとらえるならば、次のように解釈できる。
すなわち、「現時点においては、総戸数600戸を期分け(分割)で販売する予定だが、モデルルーム来場者の反応が良ければ、一度に600戸を販売するかもしれない。12月上旬に打つ「本広告」で確定したい」という解釈。
で、来場者の反応はどうなのか?
『マンション・チラシの定点観測データベース』とリクルート社のフリーマガジン「SUUMO新築マンション(首都圏版)」のバックナンバーをひも解いてみた。
初めて「予告広告」が出されたのが11年1月8日。その時には「4月下旬」に「本広告」が出される予定となっていたのだが――。
3.11が起きる前のSUUMO3月1日号では、「本広告」が出る予定が「5月下旬」と、1カ月の延伸。
3.11が起きて2カ月後の5月17日号では、「6月下旬」とさらに1カ月延伸。
そして6月14日号では一気に「9月下旬」まで延伸され――
9月20日号で「11月中旬」、10月11日号で「11月下旬」、11月22日号で「12月上旬」と、微妙に延伸を続けて、当初の発売予定時期から累計で7カ月も延伸されているのだ。
以上の発売時期の延伸状況を可視化したのが次のグラフだ。
11月に入ってから、発売時期を小刻みに延伸している状況がよく分かる。
第1期の販売開始は間近ということなのだろうか・・・・・・。
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