不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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「東京防犯優良マンション」ってか

6階建てマンションの跡地に建つ11階建ての中規模マンション。

【第1期予告広告】大手町駅直通14分、駅徒歩4分。総戸数47戸、11階建。販売戸数/未定、2LDK+S(62.31m2)〜3LDK+S(105.05m2)。販売価格/未定。平成25年1月末竣工(本チラシ掲載日の1年3カ月後)。

新聞全紙大のチラシ裏面に防災を謳うキャッチコピー。

  • ○○区初!! 都内17棟目
  • 東京防犯優良マンションに登録。
    • ○○区で初めて、「東京防犯優良マンション」に登録されました。公益財団法人 東京防犯協会連合会が調査・審査を行い、審査委員が一定の防犯性能を有すると判断したマンションです。



「東京防犯優良マンション」
あまり聞きなれない制度なので、ネットで調べてみたところ、東京都セキュリティ促進協力会のホームページに次のように記されていた。

東京防犯優良マンション・駐車場登録制度
平成16年10月1日に発足したこの制度は、財団法人東京防犯協会連合会が、都内の犯罪手口に対応できる犯罪防止に配慮したマンション及び駐車場を、東京防犯優良マンション・駐車場として登録し、これを推奨することで、防犯意識の高揚と犯罪のない明るい社会の実現を目指すことが目的です。


マンションと駐車場がこの制度の対象です。
平成17年4月25日より新築物件も対象となりました。

で、具体的にどんな制度なのか、財団法人東京防犯協会連合会のホームページをひも解いてみると、共用部分について、「配管、雨どい、外壁等は、上階への足がかりにならないよう配慮されていること」とか、「共用玄関には、各住戸と通話可能なインターホン及びオートロックシステムが導入されていること」など、14の推奨項目と55の必須項目が列挙されている。


また、専用部分についても、「防犯ガラス又は防犯フィルムを貼付したガラスが設置されていること」とか、「ロック付きクレセント及び補助錠の設置等、侵入の防止に有効な措置が講じられていること」など、7つの推奨項目と10の必須項目が列挙されている。


「平成22年9月30日現在、マンション15棟、駐車場6カ所が登録認定されています」と記されているのだが、1年間もデータが更新されていないのが気にかかる。


これまでに認定を受けたマンション一覧を調べてみると――
H18年10月30日に認定を受けた「パークアクシス秋葉原」が第1号。
H22年9月1日に認定を受けた「ライオンズ錦糸町北斎通りプレーゼ」が第15号。
本日のチラシの物件は、「都内17棟目」と謳われているので、この1年間の間に認定を受けたのは、たったの2件ということになる。
審査基準が厳しいのか? 認定を受けるメリットが少ないのか?


本物件の延床面積4,318.25m2(5,000m2未満)に対して、「設計・竣工審査」の手数料は次の通り、けっこういい金額だ。

  • 申込手数料 8,400円
  • 審査手数料 586,215円
  • 登録手数料 44,100円

合計638,715円(税込)。1戸当たりに換算すると、13,590円(=638,715円÷47戸)。


わざわざ638,715円を払って、チラシに「東京防犯優良マンション」の登録認定マークを掲載するのは、販促期待の売り主都合。
個人ベースで考えたら、よく分からない財団のお墨付きマーク欲しさに、13,590円を払うだろうか。


ちなみに、東京防犯協会連合会という財団法人。
住所が「霞が関2-1-1 警視庁内」となっている。

(本日、マンション広告2枚)

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2017年6月1日、このブログ開設から13周年を迎えました (^_^)/
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