物流センター跡地に建つ大規模マンション。
東京駅直通29分、駅徒歩24分。総戸数247戸、13階建。平成22年7月竣工済み(本チラシ掲載日の7カ月前)。
- 【最終期最終次 本広告】販売戸数3戸、3LDK(75.58m2)〜4LDK(85.67m2)。販売価格3,618万円〜3,828万円。
- 【先着順住戸】販売戸数10戸、3LDK(81.11m2)〜5LDK(113.63m2)。販売価格3,298万円〜5,598万円。
- ※09年4月29日(水)、10年6月18日(金)、11月20日(土)の物件と同じ。
B4判のチラシのオモテ面に違和感のあるキャッチコピー。
- いよいよ最終期最終次!
「最終期最終次」っていったい、何期の何次なの?
『マンション・チラシの定点観測データベース』とリクルート社のフリーマガジン「SUUMO新築マンション(首都圏版)」のバックナンバーをひも解いてみた。
次のように、少なくとも11回に小分けされ販売されている。
- 第1章(発売戸数70戸)
- 第1期(発売戸数20戸)
- 第2期(発売戸数7戸)
- 第3期1次(発売戸数5戸)
- 第3期2次(発売戸数5戸)
- 第3期3次(発売戸数15戸)
- 第4期(発売戸数12戸)
- 第5期(発売戸数5戸)
- 最終期1次(発売戸数4戸)
- 最終期2次(発売戸数4戸)
- 最終期最終次(発売戸数3戸)
「最終期 最終次」とは、「第6期 3次」とも言い換えられる。
「次」を使わなければ、「第11期」だ。
これでは、「この物件は、売れていません」と言っているようなものだ。
だから、この業界では、「第1章」だとか「最終期」とかいった、売れ行き不振をカムフラージュする表現が出回っているのだ。
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(本日、マンション広告3枚)