不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

首都圏を中心に、マンション選びのためのお役立ち情報を提供しています


住宅金融支援機構の住宅ローン貸出残、2割まで低下

住宅ローン貸出残高(期末残)の推移


本日、マンション広告なし。

    • -

昨日のブログでは、住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)の「スクロージャー誌」に掲載されている「リスク管理債権の状況」データをひも解き、住宅ローンの焦げ付き状況を記した。
同機構のリスク管理債権率(≒住宅ローンの焦げ付き状況)を見る限り、ここ数年、住宅ローン破綻する人の<割合>が増えていることは分かった。
ローン破綻した人の<絶対者数>が減少していることが気になったので、機構を含めた、全ての機関の住宅ローン貸出残高の推移を調べてみた。


住宅金融普及協会が今年の1月に発行した「2010ポケット住宅データ」の100〜108頁に「住宅ローン貸出残高(期末残)の推移」データが掲載されていたので、グラフ化してみた(右上グラフ)。
全機関の住宅ローン合計に占める住宅金融支援機構住宅ローンの割合は、平成12年度以降低下の一途をたどり、平成20年度には19%まで低下している。
逆にいえば、国内銀行などの住宅ローンが8割強を占めるに至っているということだ。


ちなみに、住宅ローン貸出残高(期末残)は、平成20年度で179兆円。
つまり、国民は平成22年度の国家予算(92兆円)の2倍近くの住宅ローンという借金を抱えていることになる。

[PR] マンションチラシ解読術“販促ワザ”を見抜く法(中央公論新社)

マンション選びをされている方にはもちろん、すでに終の棲家を手にされている方にも、マンション・チラシに秘められた“販促ワザ”を読み解くという知的ゲームへお誘いする1冊です。

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
Copyright(C)マンション・チラシの定点観測. All rights reserved.