スーパー銭湯の跡地に建つ大規模マンション。
大手町駅直通14分、駅徒歩6分。総戸数163戸、13階建。平成23年3月下旬竣工(本チラシ掲載日の10カ月後)。
- 【第2期予告広告】予定販売戸数/未定。予定販売価格/未定、予定最多価格帯/未定。
- 【先着順】販売戸数18戸、1LDK(46.32m2)~4LDK(92.52m2)。販売価格3,398万円~7,498万円、最多価格帯4,900万円台(3戸)。
- ※1月10日(日)、1月17日(日)、2月7日(日)、5月7日(金)、5月21日(金)の物件と同じ。
新聞半紙大のチラシのオモテ面に「第2期新発表!!」の見出し。
ちょうど1週間前に第1期販売戸数10戸の「本広告」を出したばかりのこの物件。
もう「第2期」の「予告広告」を出すとは、さぞかし売れ行きがいいのだろうと思って、チラシ裏面の「物件概要」を見てビックリ!
第2期の「予定販売戸数/未定」と並んで、先着順の「販売戸数/18戸」が併記されているではないか。
先週(5月21日)のブログに記したように、この物件は3月26日に出された「第1章」の「本広告」で「販売戸数/65戸」となっていたのだが、不動産経済研究所が5月17日に発表した「首都圏マンション市場動向」では、90戸が”即日完売”されたことになっていた。
今一度、数字を整理してみよう。
- 3月26日チラシ:<第1章>販売戸数/65戸
- ※不動産経済研究所の発表では、”即日完売” 90戸
- 5月21日チラシ:<第1期>販売戸数/10戸
- 5月28日チラシ:<先着順>販売戸数/18戸
上記の経緯から想像されるのは――
「第1章」で無理して“即日完売”90戸を積み上げ過ぎた。
そして「第1期」の「販売戸数/10戸」が不発。
「第1章」のキャンセル住戸や「第1期」の未契約住戸が「先着順」の「販売戸数/18戸」として出てきたのではないかということだ。
煽って販売、キャンセルを含む2割が売れ残り。
供給サイドが語る”マンション市況回復の兆し”ほどには、需要サイドが追いついていない実態が垣間見える・・・・・・。
(本日、マンション広告3枚)