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年間予約購読制の月刊誌フォーサイト(新潮社)が、2010年3月20日発売の4月号をもって休刊。
厳しい出版状況に直面する中で、雑誌部門の見直しが避けられなくなったことが休刊理由のひとつだという。
読者の会費に支えられていた雑誌だから、特定のスポンサーの意向などを気にすることなく、世の中の出来事の背景が論じられた記事はとても参考なるものであったのに・・・・・・とても残念。
一方、豊富な物件情報が掲載されているリクルート社発行の「SUUMO新築マンション(首都圏版)」は、紙質を落としながらも、無料提供を継続中。
最新号(12月15日号)は、「保存版 不動産会社ガイド2010」の特集。
48社が掲載されているのだが、アイウエオ順でないところに、とっても違和感を覚えるのは筆者だけか。
1社当たりのページ数の多い順(広告料の多い順?)に、掲載されているのだ。
具体的な記載順トップ11社は、次のようになっている。
※( )内の数字は1社当たりのページ数を示す。
- 第1位:三井不動産レジデンシャル(42ページ)
- 第2位:コスモスイニシアグループ(14ページ)
- 第2位:東京建物(14ページ)
- 第4位:藤和不動産(12ページ)
- 第4位:三菱地所(12ページ)
- 第6位:大京(10ページ)
- 第6位:有楽土地/有楽土地住宅販売(10ページ)
- 第6位:リビングライフグループ(10ページ)
- 第9位:NTT都市開発(6ページ)
- 第9位:オリックス不動産(6ページ)
- 第9位:坂入産業(6ページ)
上記11社のうち何社かは、マンションの年間供給戸数の上位ランキングに顔を出したこともない会社であるのがなんともヘンな感じ。
フリーペーパー「SUUMO新築マンション(首都圏版)」は、フォーサイト(新潮社)と異なり、これら特定のスポンサーの顔色を伺いながら編集されている雑誌であることに要留意だろう。
ちなみに、このブログを運営している筆者は、マンション業界とのしがらみが全く無いので、誰の顔色も気にすることなく、100%消費者本位の情報を発信し続けることができるので、ご安心を!