【第3次2期 本広告】東京駅直通16分(快速利用)、駅徒歩19分。総戸数102戸、10階建。販売戸数9戸、2LDK(57.90m2)〜3LDK(78.00m2)。販売価格3,940万円〜5,220万円。平成21年12月末竣工(本チラシ掲載日の当月)。
- ※08年9月28日(日)の物件と同じ。
駅から遠い、湾岸地域に建つ大規模マンション。
B3判サイズのチラシ裏面の文言。
- 今後マンション供給は 減少または無くなる事が予想されます。
- ○○地区で人口42,340人の制限で 現状人口36,260人です。
都市計画マスタープランを引き合いに、この地域の人口が既に86%(=現状人36,260人÷計画人口42,340人)に達しているので、このマンションが最後とでも言わんばかりの煽り表現だ。
さて、今月竣工を迎える、この煽り広告物件の販売履歴を確認してみよう。
いつものように、リクルート社のフリーマガジン「SUUMO新築マンション(首都圏版)」のバックナンバーをひも解いてみた。
最初の販売は、昨年11月の「市民優先販売」の11戸。
今年に入って、1月6日の第1期9戸の販売以降、7戸〜9戸と小刻みに「新発売」が続き、現在の第3期2次9戸に至っている(右上グラフ参照)。
「市民優先販売」から「第3期2次」までの発売戸数を合計すると78戸。
総戸数102戸の76%、おおよそ4分の3が「発売」されたことになる。
ただ、こうして小刻みに販売された住戸が「完売」されたかどうかとは別の話。
「発売戸数」=「完売戸数」とは限らない。