【予告広告】東京駅16分(途中快速に乗換え)、駅徒歩11分。総戸数36戸、13階建。販売戸数未定、3LDK(70.87m2)〜4LDK(83.85m2)。販売価格未定。平成22年7月上旬竣工(本チラシ掲載日の1年後)。
幹線道路沿いの小規模マンション。
キリトリ線付きのアンケートハガキが印刷された、本物件の初めてのチラシ。
B3サイズのチラシのオモテ面には、N不動産による会員募集のお知らせが記されている。
最近、チラホラとこのような新規物件のチラシを見かけるようになった。
本物件のように、体力のある大手デベロッパーは、在庫圧力に押しつぶされることなく、新たなマンション・プロジェクトの組成に取り組めるということなのか。
本物件の売主であるN不動産の完成在庫と今後新たに竣工していく物件を調べてみた(グラフ参照)。
リクルート社が運営している「住宅情報ナビ」に登録されている関東地域の分譲マンションのうち、N不動産の物件は全部で37件(7月4日現在)。
37件のうち、6月末時点での竣工済み物件は、14件(総戸数の合計は3,277戸)。
この竣工済み14物件のうち、完成在庫は、少なく見積もっても154戸。
つまり、竣工済み物件のうち、少なくとも5%(=154戸÷3,277戸)が売れ残っているということになる。
ちなみに、「少なく見積もっても」という意味は、竣工済み物件なのに、販売戸数が「未定」だったり、販売戸数が何期かに分けられていたりするからだ。
一方、7月以降に竣工する物件は、23件(総戸数の合計は3,237戸)。
月別でみると、来年2月がもっとも多い8物件(総戸数の合計は1,509戸)。
154戸以上の完成在庫を抱えながらも、今後3,237戸(23物件)を竣工させようというのは、体力のある大手デベロッパーならでは・・・・・・。