【第1期先着順】銀座1丁目駅直通3分、駅徒歩3分。総戸数71戸、12階建。販売戸数11戸、1LDK(54.28m2)〜2LDK(72.32m2)。販売価格4,120万円〜6,860万円、最多価格帯4,400万円台。平成20年8月8日竣工済み(本チラシ掲載日の7カ月前)。
- ※08年8月31日(日)の物件と同じ。
“銀座3分”が売りの中規模マンション。
- ご購入者の皆様から、こんなお声をいただきました。
- ○○(=物件名)のいいところ。
B4判のチラシのオモテ面に、DINKSや若々しいお母さん、きれいなお姉さんや3人家族、シニア夫婦らの写真が掲載されている。
いずれもがこの物件のいいところを記したボードを掲げている。
- (DINKS)銀座まで3分。フットワークは快適そのもの。
- (若々しいお母さん)学校が近いから母親として安心。
- (3人家族)家族も増えたけど、家賃なみの支払で前より広い家が買えました。
- (きれいなお姉さん)夜遅くなっても、駅からまっすぐの明るい道だから。
- (シニア夫婦)駅まで徒歩3分。近くに病院がたくさんある点も魅力です。
ご購入者の皆様からの声として、いいことばかりが掲げられている。
よく見ると、「掲載のコメントは、ご購入者様のご意見を基に作成しています」との注釈もあるぞ!
「ご購入者様のご意見を基に」デベロッパーの都合のいいように「作成しています」ということなのではないか。
物件のいい点だけならば、こちらが何も訊かなくても、営業担当者がいくらでも教えてくれる。
消費者が本当に知りたいのは、その物件のデメリットだ。
購入資金が潤沢にある人は別として、多くの人はフトコロ具合と相談しながら、いかにして物件のデメリットと妥協するかということに悩むのだ。
マンション選びは、その物件のデメリットを正しく理解し、納得することが基本だと思う。
それにしても、購入者がよく顔社員を掲載することを許したものだ、と思ってチラシをよく見ると――。
ゴマ粒よりも小さな文字記された次のような注釈を発見!
掲載の人物写真はイメージであり、実際のご購入者ではありません。
飼い犬やマイカーのイメージ写真はよく見かけるが、購入者の“イメージ写真”とは珍しい。
「ご購入者の皆様」に名を借りた、いいとこメッセージだけを羅列することにとどまらず、購入者の“イメージ写真”も掲載することで、物件のイメージアップを演出する販促ワザ。
デメリットをしっかり見極めよう。