不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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「3物件/1枚」チラシの登場の意味するところ


木曜日、マンション広告1枚。

  • 物件Bは、2007年2月08日(木)、2008年3月22日(土)の記事物件と同じ。
  • 【物件A 先着順】 池袋駅徒歩13分。総戸数204戸、31階建。販売戸数9戸、1LDK(39.03m2)〜3LDK(70.42m2)。販売価格3,690万円〜7,460万円、最多価格帯5,100万円台。平成20年2月19日竣工済み(本チラシ掲載日の11カ月前)。
  • 【物件B 本広告】 東京駅直通8分、駅徒歩5分。総戸数297戸(事業協力業者110戸含む)、28階建。販売戸数8戸、1LDK(33.08m2)〜3LDK(90.15m2)。販売価格2,780万円〜8,570万円。平成21年3月下旬竣工(本チラシ掲載日の2カ月後)。
  • 【物件C 先着順】 後楽園駅直通3分、駅徒歩2分。総戸数52戸(事業協力業者17戸含む)、12階建。販売戸数5戸、1LDK(40.27m2〜51.85m2)。販売価格4,130万円〜5,670万円。平成20年7月竣工済み(本チラシ掲載日の6カ月前)。

都心物件が3つ併載された本日の新聞全紙大の折り込みチラシ。
最近、1枚に複数の物件が掲載されているチラシを見かけるようになった。
この「3物件/1枚」のチラシの登場をどのように理解すればいいのか?
以下に考察してみよう。

    • -

まずは、業者サイドの視点から。
業者にとって、複数の物件を1枚のチラシに併載することのメリットとして、次の2つが考えられる。
ひとつは、広告宣伝費の節減効果。
1枚に3物件を併載すれば、1物件当たりの広告宣伝費用は3分の1に縮減できる。
しかも、竣工済みで広告宣伝費が底を尽きかけている物件の広告宣伝費用の不足分を他の物件でカバーすることも可能。
2つ目の業者サイドのメリットは、複数の外観図や内観図を載せることで、見た目上の賑わいを演出できること。
“枯れ木も山の賑わい”効果とでも呼ぼうか。


では、消費者サイドから見ると、どうなるのか?
1枚のチラシに複数の物件が掲載されているので、選択肢が広がるというメリットがあるように思えるが、実はそうではない。
本日の「3物件/1枚」のチラシは、1物件当たりの情報量が3分の1しかない。
しかも、情報が3分の1に絞られているので、各物件のいいとこ取り情報しか掲載されない傾向が強まってくるので、油断できない。
複数の物件情報を効率的に得るのであれば、折り込みチラシである必要はなく、リクルート社のフリーマガジン「マンションズ」のほうが適している。



1枚に複数の物件が掲載されているチラシは、消費者にとって、デメリットはあっても、メリットはない、というのが本日の結論。
1枚に複数の物件が掲載されているチラシは、広告宣伝費用の節減に追い込まれた、売行き不振物件としてのバロメータとしての意味はあるかもしれないが・・・・・・。


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2017年6月1日、このブログ開設から13周年を迎えました (^_^)/
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