不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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「期」「次」を重ねるにつれて販売単価の幅が小さくなるのは―

大規模な再開発エリアの一角に建つ大規模マンション。

【先着順住戸】東京駅約10分(途中乗り換え・快速利用)、駅徒歩18分。総戸数252戸、15階建。販売戸数20戸、3LDK(68.90m2)〜4LDK(97.35m2)。販売価格3,618万円〜5,698万円。平成21年2月下旬竣工(本チラシ掲載日の2カ月後)。

10月14日に「第2期7次」販売戸数20戸の本広告を出してからは、先着順住戸の広告が続いている。
「第2期」から「第3期」へと「期」を変えず、わざわざ「7次」まで「次」数を重ねているのはなぜか?
「第3期」「第4期」と期を重ねるよりも、売行き不振状況をカムフラージュできると考えたのか。



「次」を重ねながら、どのように販売単価が変化しているのか(値下げされているのか?)、これまでの販売価格の推移を追ってみた。
最低販売価格と最高販売価格をm2あたりの単価に換算して、グラフ化したのが次の図。
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第1期(5月27日)では価格帯に26万円/m2(44〜70万円/m2)の幅があったが、第2期7次(10月14日)に向けて7万円/m2(54〜61万円/m2)と収束してきていることが分かる。
「期」「次」を重ねるにつれて、売主が当該物件の価格ニーズ(値付けレベル)を把握してきたということなのか・・・・・・。

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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