環7沿いの商業地域に建つ、駅チカの中規模マンション。
【第2期本広告】大手町駅直通16分、駅徒歩3分。総戸数95戸、15階建。販売戸数7戸、1LDK(34.78m2)〜3LDK(79.94m2)。販売価格2,950万円〜5,580万円。平成21年2月下旬竣工(本チラシ掲載日の4カ月後)。
- 6月14日(土)、7月6日(日)の物件と同じ。
第2期の販売戸数が7戸。
7月31日のチラシに掲載されていた第1期の販売戸数が9戸だったから、1期と2期合わせて16戸。
竣工まで残り4カ月。
総戸数95戸の2割にも満たない。
マンション不況が直撃中の本物件のチラシ裏面には、「上質感漂うホテルライクな住まいが待っています」ということで、女性受けのしそうな、よくある“カタログ設備”が写真付きで並んでいる。
- 浄水カートリッジを内蔵した シングルレバーシャワー水洗
- 美しくメンテナンスも容易な 人工大理石カウンタートップ
- たっぷり収納できる スライド式収納
- 調味料の収納に便利な スパイスBOX
- すっきりした空間を演出 タンクレストイレ
- 高級感ある仕様 手荒い付きトイレ
- 排水が簡単な プッシュ式排水栓
- 雨の日でも洗濯物が乾かせる浴室暖房乾燥機
浴槽やキッチン設備など、初期投資が少なくてすむ“カタログ設備”は、デベロッパーの販促材料の一つであるが、建物性能が劣後していることの裏返しではないのか?
高い遮音性能・耐震性能を確保するためには、構造躯体への大きな初期投資を要する。
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さて、このような、お手軽な“カタログ設備”を導入している物件はどのくらいあるのか?
リクルート社が運営している「住宅情報ナビ」に登録されている1都3県の新築分譲マンション全1,177件(11月8日現在)のデータをひも解いてみた。
同データからキッチン設備として「電磁調理器」「ディスポーザー」「浄水器or活水器」を導入している物件を抽出することができる。
全1,177物件のうち、64%(752物件)が3つのキッチン設備のいずれかが導入されていることが分かった。
ただ、右上の図に示したように、「浄水器or活水器」が導入されている物件の割合が圧倒的に多い(※面積の大きさが、導入している物件の割合の多さを示す)。
初期コストの最もかからない「浄水器or活水器」が販促の手段となっていることがよく分かる。
安全でおいしい水プロジェクトを展開している東京都の水道水。
蛇口から直接注いだ水道水、味は悪くない。
(本日、マンション広告5枚)