不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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途中から大手デベロッパーに変わった物件?


土曜日、マンション広告12枚。

【予告広告】六本木駅直通23分、駅徒歩2分。総戸数88戸、14階建。販売戸数未定、2LDK(53.92m2)〜3LDK(81.11m2)。販売価格未定。平成21年11月下旬竣工(本チラシ掲載日の1年2カ月後)。

幹線道路沿いに建つ駅チカの中規模マンション。
1年2カ月後に竣工する物件のファースト・チラシ。
「物件概要」に目を凝らすと、建築確認日が9月4日となっているから、先週、確認が下りたばかりであることが分かる。
物件の周辺環境が、どうなっているのか確認しようと、Google Mapsストリートビュー機能を使って、周辺写真をチェックしてみたら大変興味深い事実を発見!
敷地は、すでに工事用のフェンスで覆われていて、既設建物の撤去が完了している様子。
興味深い事実というのは、その工事用フェンスの垂れ幕に記された物件名。
本日のチラシに記載されている物件名とは違う!
垂れ幕に記された物件名は、神奈川県を中心に展開しているM工務店のマンション・ブランド名なのだ。
一方、本日のチラシに記載されている売主は、商社系の大手不動産会社。
再び「物件概要」を見てみると、本物件の建設会社がM工務店であることが分かる。
これらの事実から、次のような想像が働く。

本物件の当初の売主はM工務店だったのだが――
マンション・ブランド力の弱いM工務店が売主では、この急激なマンション市況の悪化状況を乗り切きれない。
そこで、ブランド力のある商社系の大手不動産会社に売主が変わった。

売主がM工務店から大手不動産会社に変わったことで、分譲価格も高くなることが予想されるが、そのぶん品質、安全、安心が高まったということで消費者としては良しとしよう。


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2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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