不動産情報ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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日本建築学会が編集したマンション本は―


本日日曜日は、マンション広告なし。

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今月出版された日本建築学会の編集による「長く暮らすためのマンションの選び方・育て方
1,890円を投資してアマゾンで購入した。
「客観的な事実にもとづいて、それぞれの分野の専門家が解説していますので、マンションを購入しようとする人にとって、自分で判断するための格好の材料となるものと確信しています」と冒頭にあるのだが――。
学術的で堅い文章は、読む者に負担を強いていないだろうか。
また、「それぞれの分野の専門家」が、各章・各項の執筆を分担しているので、記載内容が縦割り的で統一感に欠けている。
「客観的な事実にもとづいて」とあるのに、

高層階では心理的・物理的に、外出しにくくなる傾向があるという報告もあり、特に子供や育児中の母親にその傾向が強いといわれています(80頁)

という超高層マンションに係るくだりは、いただけない。
そもそも、超高層マンションの記載が4頁にも満たないし、「客観的」なデータがほとんど見当たらないのは、本項の執筆を設計事務所長の工学博士女史に依頼した段階でミスキャストではなかったのか。


さらに、マンション選びの最重要ポイントのひとつであるデベロッパーに係る記載が2頁にも満たないのは、まったく物足りない。

(前略)
明らかに怪しいデベロッパーは避けるべきなのですが、大手だから信頼できるというものでもありません。
信頼をどこで測るか、「これだ!」という決め手は残念ながらありません。
しかし、心配ならば、マンションを購入した経験者や、相談相手を探してみましょう。(20頁)
(後略)

この項の執筆を担当したのは住居の安全性を専門とする住居学科の准教授。
この記述にはどこにも専門性が感じられない。
25年以上建築学会員であり続けている私が、あえて辛口の感想を書いてみた。


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2017年6月1日、このブログ開設から13周年を迎えました (^_^)/
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