日曜日、マンション広告1枚。
【第1期予告広告】新宿駅直通22分、駅徒歩11分。総戸数70戸、15階建。販売戸数未定、2LDK（58.30m2）〜3LDK（75.31m2）。予定販売価格3,700万円台〜5,300万円台。平成20年11月竣工（本チラシ掲載日の5カ月後）。
幹線道路の交差点沿いに建つ、中規模マンション。
- 陽光に向かう高層の「資産」。
- 15層のタワーフォルムで誕生する○○タワー（＝物件名）からは都心方面への伸びやかな眺望が開かれています。
15階建てで、「高層」とか「タワー」を強調されると違和感があるのは筆者だけか･･････。
総戸数70戸の15階建てだから、1フロア５戸（＝70戸÷14層）。
「タワーフォルム」というよりも「ペンシル・フォルム」に近いではないか。
さて、このペンシル・フォルム・マンションを扱っている中小デベロッパー。
ホームページで開示されているIR情報を確認すると、最近のマンション市況悪化にあえいでいる様子がうかがえる。
- 希望退職者募集の結果に関するお知らせ（5月21日）
- 募集人数40名（対象：35歳以上59歳以下）に対して、応募者が32名。
- 平成20年3月期決算短信（5月15日）
- 今後も厳しい事業環境が継続すると見込まれるなか、安定した収益構造を構築し、持続的な成長を遂げるためには、当社グループが持つ既存の経営資源のみでは限界があり、外部の力を活用したダイナミックな事業の再構築戦略が不可欠との結論に至りました。
- 資本金および準備金の額の減少ならびに剰余金の処分に関するお知らせ（5月15日）
- 予測した配当を何とか達成させようと、資本金を減少させてまで利益剰余金に振り当てている。
- 代表取締役および役員人事に関するお知らせ（5月15日）
- 主要株主でもある投資法人（J-REITの上場ファンド）と合意し、同社グループより取締役を招聘。
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