不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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強気の販売価格はいつまで

総戸数72戸の期分け状況

幹線道路沿いに建つペンシル型の高層マンション。

【第2期本広告】大手町駅直通7分、駅徒歩11分。総戸数72戸、19階建。販売戸数10戸、3LDK(73.10m2〜75.62m2)。販売価格4,980万円〜6,640万円、最多価格帯5,500万円台(2戸)。平成20年1月28日竣工済み(本チラシ掲載日の4カ月前)。

  • 6月9日(土)の物件と同じ。
  • 第2期新発売
  • 5/24土より 第2期登録受付開始

竣工して4カ月も経つのに、第2期新発売???
第1期の新発売が、今から約1年前の6月9日だった。
そのときの販売戸数は20戸。
だから本日の第2期販売戸数10戸と合わせても、30戸。
総戸数の72戸には遠く及ばない。
ちなみに、1年前(6月9日)のチラシでは、「建物竣工予定/平成20年3月中旬」となっていたが、実際には2カ月も前倒しの1月28日に竣工している。
予定より2カ月も前に竣工したのに、売行きが芳しくないのはなぜか?
目の前を幹線道路が走っていること。
駅まで遠いこと(「駅徒歩11分」ではあるが、実際には幹線道路を渡らなければならないなどもっと時間がかかる)。
そして、なによりも価格が高いことだ。
販売価格が4,980万円〜6,640万円(73.10m2〜75.62m2)だから、m2あたりに換算すると――。

  • 73.10m2タイプ:68万円/m2
  • 75.62m2タイプ:88万円/m2

念のために1年前の価格を確認すると――。

  • A type(73.10m2) 5,680万円〜6,580万円 ⇒78〜90万円/m2
  • B type(75.62m2) 5,980万円〜7,180万円 ⇒79〜95万円/m2

第1期と第2期とでは販売対象住戸が同一ではないので、確実なことはいえないが、販売価格が1割くらい下がっていないか?
マンションバブルが崩壊した今、強気の高販売価格をいつまで維持できるのか?
それとも賃貸に回るのか?
今後も目が離せない物件だ。

(本日、マンション9枚)

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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