不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

首都圏を中心に、マンション選びのためのお役立ち情報を提供しています


立地環境も適切に表現すべし!

http://d.hatena.ne.jp/images/diary/f/flats/2008-02-17.jpg

【予告広告】新宿駅20分(途中急行に乗り換え)、駅徒歩8分。総戸数219戸、13階建。販売戸数未定、3LDK(71.15m2)〜4LDK(100.22m2)。予定販売価格4,200万円台〜7,300万円台、最多価格帯4,900万円台。平成21年2月下旬竣工(本チラシ掲載日の1年後)。

都内最大の再開発エリアの一画に建つ最後の大規模マンション。
新聞全紙大のオモテ面に描かれた空撮写真。
植栽の緑と河川の青さは、鮮やかさを超えて毒々しいほどにCG処理が施されている。
この業界では、この手の人工着色の空撮写真は当たり前のようなので――。
本日は広告裏面の上半分ものスペースを費やして描かれた「計画図と住宅地図を基に描き起こした概念CG」についての考察。
簡略的に示すと右上のような図が描かれているということ。
すなわち、物件の敷地周辺の一部を除いて、あたり一面が草原状態(遠方にはマンション群)なのだ。
問題なのは、敷地北側の神社や東側の病院は描かれているのに、西側に隣接した建物は消されているし、敷地のすぐ南側を走る首都高が草原エリアとして隠されていること。
いくら「現地周辺概念イラスト」として「実際とは異なります」の注釈があっても、不適切だ思うのは筆者だけだろうか。
マンション(=不動産)の広告は、自動車(=動産)の広告と違って、立地環境も適切に表現することが求められるべきだろう。


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