不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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総戸数440戸のタワー型マンションの場合

湾岸に建つ、周回遅れで建設中の大規模超高層マンション。

【第3期本広告】銀座一丁目駅直通5分、駅徒歩12分。総戸数440戸、41階建。販売戸数20戸、1LDK(60.01m2)〜4LDK(101.86m2)。販売価格4,530万円〜8,060万円、最多価格帯6,800万円台。平成21年1月下旬竣工(本チラシ掲載日の1年後)。

  • 4月15日(日)、4月22日(日)、5月13日(日)、11月15日(木)の物件と同じ。
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竣工まであと1年もある、しかも一般的に人気があるといわれているタワー型マンションなのに、もうプレゼント攻勢なのか。
「マンションコミュニティ」の掲示板に、昨年の11月10日「契約済みさん」が次のようなコメントを投稿している。

第2期2次の価格表見ましたが、既に6割強は分譲済みですね。順調なペースですね。
芸能人も使わずに販促費用を軽減している割にはいいペースだと思います。
やはり現在の湾岸エリアではお買い得感高いですから☆
北側の低層が一室出てましたが、格安でしたね。眺望よろしくないんでしょうか??

「契約済みさん」が実際に契約をされた方なのか、本物件の関係者なのか、確かめるすべはないが――。
このタワーマンションの売れ行きを『マンション・チラシの定点観測データベース』を使って調べてみた。
http://d.hatena.ne.jp/images/diary/f/flats/2008-01-18.jpg

昨年(2007年)の4月15日に最初の予告広告が出されている。
その予告広告の中で、「販売予定時期/6月中旬」(=本広告を出す時期)が記載されていたのだが、1カ月後(5月13日)の予告広告では、「6月下旬」へと後送りされている。
しかし6月下旬になっても本広告が出されず、遅れること2カ月(8月24日)、ようやく第1期の予告広告(予定販売戸数50戸)が出された。
本広告ではなく、予告広告ですよ!
その第1期の予告広告の中では、「販売予定時期/9月上旬」(=本広告を出す時期)と記されていたのだが――。
2週間後(9月7日)に出された予告広告では、また「販売予定時期/9月中旬」と後送りされている。
そのように、遅れに遅れて出された9月中旬(9月14日)の第1期の本広告で、ようやく販売戸数50戸が確定している。

その後、第2期の予告広告が出されることもなく2カ月が経過し、11月15日になって突然第2期2次の本広告(販売戸数20戸)が出されている。
第2期1次の予告広告も本広告も筆者の住むエリアに入ってこなかったようなので、ネット情報を調べると、10月14日(第1期の本広告の1カ月後)に第2期(1次)の本広告(販売戸数30戸)が出たことが分かった。
11月22日になって、今度は「先着順」の販売住戸として24戸の広告が出されている。
先着順の販売住戸とは、第2期2次以前に販売された住戸のうち、売れ残った住戸やキャンセル住戸が対象ということになる。
そして本日の第3期本広告(販売戸数20戸)に至る。
以上の経緯について、本広告を中心に抜き出してみると――。

  • 2007年9月14日【第1期】本広告:販売戸数50戸
  • 2007年10月14日【第2期(1次)】本広告:販売戸数30戸
  • 2007年11月15日【第2期2次】本広告:販売戸数20戸
  • 2008年1月18日【第3期】本広告:販売戸数20戸

上記の販売戸数を合計すると120戸ということになり、総戸数440戸の3割(=120戸÷440戸)にも満たない。
「契約済みさん」の「既に6割強は分譲済みですね」というコメントとずいぶんギャップがある。
真実はいかに・・・・・・。

(本日、マンション広告4枚)

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