不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

首都圏を中心に、マンション選びのためのお役立ち情報を提供しています


第1期3次の本広告は、どこにいったんだ(総戸数303戸の場合)

市街地再開発事業用地に建つ、2棟からなる大規模マンション。

上野駅直通6分、駅徒歩14分。総戸数303戸、20階建×2棟。平成21年2月下旬竣工(本チラシ掲載日の1年2カ月後)。

  • 第2期1次予告広告】予定販売戸数10戸、3LDK(78.53m2)〜4LDK(98.32m2)。予定販売価格4,500万円台〜6,400万円台。
  • 先着順住戸】販売戸数10戸、3LDK(73.86m2)〜4LDK(98.32m2)。販売価格4,118万円〜6,518万円。
  • 7月22日(日)、8月5日(日)、10月19日(金)の物件と同じ。
  • New Year !! お年玉プレゼントフェア 開催中
  • ご来場いただきましたお客様全員に、1等〜7等の豪華商品をプレゼント。
    • 液晶テレビ
    • 旅行券5万円分
    • 話題のゲーム機
    • お楽しみ福袋 など

アンケートを記入すると、一家族に付き1回くじを引けるという。
「お楽しみ福袋」の後に書かれている「など」ってなんだ、と突っ込みたくなる。


さて、新年最初のマンション広告。
「物件概要」を見ると、「第2期1次予告物件概要」と「先着順物件概要」が併記されている。
竣工まで、あと1年以上もあるのに、早くも先着順住戸(=第1期の売れ残り住戸)の抱き合わせ広告が始まっている。
本物件のこれまでの販売履歴を確認すべく、『マンション・チラシの定点観測データベース』で調べてみて、意外なことが分かった。
http://d.hatena.ne.jp/images/diary/f/flats/2008-01-04.jpg

  • 2007年9月14日【(本広告)第1期1次】販売戸数10戸
  • 2007年10月19日【(本広告)第1期2次】販売戸数10戸

第1期1次で販売戸数10戸と少なめの数字で販売開始。
その1カ月後の第1期2次でも販売戸数は10戸と少ないままだ。

  • 2007年10月26日【(予告広告)第1期3次】販売戸数10戸、【先着順】販売戸数5戸

10月26日の第1期3次(予告広告)で、11月中旬に本広告を出すことを予告しておきながら、筆者のとっている新聞に第1期3次の本広告が入ってきていない。
念のために、リクルート社のフリーマガジン「首都圏版 マンションズ(11月20日号)」を確認すると、なんと「第1期4次」の広告が掲載されていた!
おいおい 第1期3次の本広告は、どこにいったんだ。
※予告広告を打った地域に、本広告を打たないのはルール(「不動産の表示に関する公正競争規約」第9条第2項)違反です。
そして、本日の第2期1次の予告広告。
予定販売戸数が5戸。先着順販売戸数が10戸。
第1期1次(本広告)から本日の第2期1次(予告広告)までの、販売戸数を単純に合計すると45戸。
ということは、竣工までの残り1年2カ月で258戸(=303戸−45戸)を売りさばかなければならないということか・・・・・・。

(本日、マンション広告3枚)

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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