不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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林立する超高層マンションの販売価格等を比べてみた

販売価格・管理費・修繕積立金の比較

湾岸に建つ、周回遅れの大規模超高層マンション。

【第2期2次本広告】銀座一丁目駅直通5分、駅徒歩12分。総戸数440戸、41階建。販売戸数20戸、1LDK(60.34m2)〜4LDK(101.86m2)。販売価格4,970万円〜8,490万円、最多価格帯6,800万円台。平成21年1月下旬竣工(本チラシ掲載日の1年2カ月後)。

  • 4月15日(日)、4月22日(日)、5月13日(日)の物件と同じ。

住宅専用街区として開発されたエリアに建てられた超高層マンションは、本物件で5棟目。
すべてのマンションが40階建て以上なので、まさに林立状態。
近年の販売価格の上昇傾向を確認すべく、本物件に先行して着工している物件A・物件Bの販売価格・管理費・修繕積立金を比べてみた。
具体的には、「マンション・チラシの定点観測データベース」から、物件A(H19.3竣工済み)・物件B(H20.2竣工予定)の過去のチラシに記載されている情報をもとに、販売価格・管理費・修繕積立金を比較しやすいように、専有面積80m2当りに換算した。
分析結果は、次のとおり(図参照)。

  • 販売価格について
    • 本物件は、先行の物件A・Bと比べて、3割以上高い!
  • 管理費について
    • 本物件は、先行の物件Bと比べて、3割ほど高い
    • 物件Aが本物件に迫る管理費水準なのは、天然温泉付きマンションであるがゆえか
  • 修繕積立金について
    • 本物件の月額7,999円(80m2換算)に対して、物件A・物件Bともに月額5,602円(80m2換算)
    • 物件A・物件Bの安さは論外だが、本物件の月額7,999円も超高層マンションの積立金額としては気になるところだ。

なお、物件Aと物件Bの概要は次のとおり。

  • 物件A(天然温泉付きマンション)
    • 規模:44階建て
    • 総戸数:440戸
    • 竣工日:平成19年3月
  • 物件B
    • 規模:42階建て
    • 総戸数:415戸
    • 竣工日:平成20年2月下旬

(本日、マンション1枚)

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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