市街地再開発事業用地に建つ、2棟からなる大規模マンション。
【第1期2次本広告】上野駅直通6分、駅徒歩14分。総戸数303戸、20階建×2棟。販売戸数10戸、3LDK(73.86m2)〜4LDK(98.32m2)。販売価格4,038万円〜6,268万円。平成21年2月下旬竣工(本チラシ掲載日の1年4カ月後)。
- 7月22日(日)、8月5日(日)の物件と同じ。
チラシには、地域の良さを謳う文章が並んでいる。
○○(=地域名)に在住の方の声「○○に住んで良かったこと」
- 交通・利便性
- 都心に近く、通勤時間が短くなった
- 3路線を使えて電車の便がよい
- 銀座や六本木も近く買い物が楽
- 高速が近くて、遠出するのに便利
- 再開発の街
- 街全体が整備されていて綺麗
- 歩道が広くてベビーカーや子供、自転車でも安心
- 電柱が地中化されているので空が広い
- 商業施設が充実していて、とても便利
- △△川
- △△川沿いの四季が楽しめる
- 夕日や朝日の△△川が綺麗で癒される
- 都心に近いのに、自然がたくさんある
- 川沿いでの犬の散歩が楽しみ
- その他
- 街が新しく若い世代が多いので、街全体に活気がある
- 交番が多く、パトロールをよくしているので治安が良い
- 住んでいる人の人柄がよく、優しい人が多い
なっ なんなのだ、この根拠のなさそうな文章の羅列は。
よく見ると、ゴマ粒サイズの小さな文字で次のように注記されている。
- ※○○(=地域名)に住む1,900世帯からのアンケートより。
だれが、いつ、どのように実施したアンケートなのか、詳細が一切記されていない。
念のために、ネットで区のホームページやデベロッパーのホームページなどをチェックしてみたが、関係しそうなアンケート情報を見つけることはできなかった。
アンケート内容(実施主体・実施日・実施方法など)を開示せずに、しかも、良いことずくめの文章の羅列は、許されるのか?
アンケートの詳細を示さずに「住んでいる人の人柄がよく、優しい人が多い」などといわれても、マンション選びの判断材料にならないだろう。
マンション選びをする人にとって、「○○に住んで良かったこと」情報以上に、「○○に住んで悪かったこと」情報のほうが重要だと思う。
(本日、マンション9枚)