不動産情報ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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送電線がない送電鉄塔は―

物件と送電鉄塔の位置関係

【予告広告】新宿駅20分(途中急行乗り換え)、駅徒歩13分。総戸数80戸、14階建。販売戸数未定、2LDK(60.16m2)〜4LDK(92.08m2)。販売価格未定。平成21年2月10日竣工予定(本チラシ掲載日の1年4カ月後)。

1級河川沿いに建つ中規模マンション。

○川に広がる水辺の景色の開放感、
明るい陽ざしに包まれた空間の寛ぎ、
そして、豊かな緑の環境の安らぎ。

新聞全紙大のチラシ裏面の上半分に「現地、地上約37mの高さより○川方面を望む」パノラマ写真が掲載されている。
2006年11月撮影のこのパノラマ写真には、左から右に流れる川幅170mの1級河川と対岸の高速道路・建物群が写りこんでいる。

  • ※一部CG処理を施しています。

単なる景色なのに、どこにCG処理を施しているというのか?
写真のパノラマ合成処理が不十分なために建物がダブって写っていることは直ぐに分かったのだが。
写真をじっと眺めること数分・・・・・・。
発見しました。対岸にそびえ立つ赤白に塗られた送電鉄塔が1基。
その送電鉄塔から延びているはずの送電線が写っていない!
実際には、対岸にある送電鉄塔から、○川を挟んでこちら側に7本の送電線が延びている。
業界の自主ルール「不動産の表示に関する公正競争規約」第23条(その他の不当表示)(43)号では、次のような広告表示を不当表示として禁じている。

  • (43) 物件からの眺望若しくは景観又は物件を中心とした眺望若しくは景観を示す写真、絵図又はコンピュータグラフィックスによる表示であって、事実に相違する表示又は実際のものよりも優良であると誤認されるおそれのある表示

「○川に広がる水辺の景色の開放感」をキャッチコピーに掲げたかったとしても、眺望写真からCG処理によって送電線を消し去ることは、優良誤認誘発違反だ。
大手デベロッパーといえども、コンプライアンスの精神が現場の広報担当までは浸透していないのが現実か・・・・・・。
次回の広告で、この違反CGが改善されていることを期待しよう。

(本日、マンション広告1枚)

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2017年6月1日、このブログ開設から13周年を迎えました (^_^)/
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