第2期の〇〇区民優先分譲として6戸を販売するというマンション・チラシ。
「〇〇区民優先分譲」なる表現を使っているデベロッパーの真意を確認したくて、電話照会してみた。
- 筆者「『〇〇区民優先分譲』となっていますが、〇〇区民以外は受け付けてもらえないということでしょうか?」
- 女性販売員「そういうことは、ございません」
- 筆者「えっ? △△区民も、『優先分譲』してもらえるんですか?」
- 女性販売員「はい。△△区民の方でも6月17日から先着で受け付けさせていただいています」
- 筆者「チラシでは、受付期間が6月17日から6月25日。抽選日が6月25日となっていますよね。抽選条件は〇〇区民も△△区民も同じなんでしょうか?」
- 女性販売員「同じです」
- 筆者「では、〇〇区民は何が『優先』されているのですか?」
- 女性販売員「〇〇区民の方には、ご希望によって『Oタイプ』の住戸をお取り置きしておきます」
※「Oタイプ」とは、南面4室・南西角という日照条件の良い3LDK住戸。
- 筆者「ということは、△△区民は、『Oタイプ』を希望しても、取り置きしていただけないということですね?」
- 女性販売員「何とかします」
- 筆者「何とかしてもらえるんですか?」
- 女性販売員「何とかします」
「何とかします」という意味が、△△区民が『Oタイプ』を希望した場合でも取り置きしてもらえるということならば、〇〇区民が有している『Oタイプを取り置きしてもらえる』という唯一の優先権さえも、担保されていないことになる。
ということは、「〇〇区民優先分譲」というキャッチコピーは、なんら実態のない、販促ワードということなるのだが・・・・・・。
(本日、マンション広告なし)