不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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「銀座」とは、どこを指しているのか?

goo地図(東雲⇒銀座4丁目交差点)

日曜日、マンション広告1枚。

  • 4月15日(日)の物件と同じ。

銀座一丁目駅直通5分、駅徒歩12分。総戸数440戸、41階建。販売戸数未定、1LDK(54.72m2)〜4LDK(140.97m2)。予定販売価格3,700万円台〜17,000万円台、予定最多価格帯6,000万円台。平成21年1月下旬竣工(本チラシ掲載日の1年9カ月後)。

湾岸に建つ、周回遅れの大規模超高層マンション。

  • 銀座へ直通5分、お台場へ直通4分。
    • 銀座約4.4km

都心部への交通利便性の高さを謳うキャッチコピー。
「銀座へ直通5分」とあるが、いったい「銀座」のどの地点を指しているのか?
一口に「銀座」といっても銀座1丁目から銀座8丁目まで1kmくらいの幅がある。
ゴマ粒サイズの小さな注釈文章を確認すると、「銀座一丁目」駅までの所要時間が5分である旨が記されている。
「銀座へ直通5分」ではなく、「『銀座1丁目』駅まで直通5分」と正確に記すべきだ。
では、「銀座約4.4km」の「銀座」はどこを指しているのか?
注釈文章には「現地から銀座4丁目交差点までの直線距離です」と記されている。
距離に関しては、現地から遠い「銀座一丁目」ではなく、「銀座4丁目交差点」を指している!
しかも「約4.4km」は、あくまでも「直線距離」だ。
「goo地図」のルートガイドで、本物件と銀座4丁目交差点までの道のりを調べてみると、図のように、5.4kmある。
直線距離と実際に道路に沿って移動する距離とでは、1kmも多いぞ!
売り主にとって都合のいいように「銀座」を使い分けてはいけない。


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