不動産情報ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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物件概要のチェックが基本

ばかでかい キャッチピーが 踊ってる

でかい文字 よりも重要 小さい字

見過ごすな ゴマ粒文字に 潜んでる

物件の 概要記す 7ポ文字

文字間も 行間もまったく 隙間なし

1行が 長くて視点が 定まらず

目を凝らし 物件概要と 格闘す

新聞に挟まれてくる大量の折り込みチラシ。
新築分譲マンションの折り込みチラシは、紙のサイズが大きいばかりでなく、上質な厚手の用紙が使われているので、家電量販店やスーパー特売のペラペラのチラシに紛れることなく、確実にマンション選びに関心のある人の手に届く。
家電量販店やスーパー特売のチラシと違うのは、用紙のサイズや厚さだけでなく、中身もかなり違う。
バカデカイ文字で派手なキャッチコピーが踊っているのがマンション広告の大きな特徴だ。
マンション広告の大きな、目立つキャッチコピーは、売り主が言いたいこと。
一方、ゴマ粒大の小さな文字は、売り主ができれば言いたくないこと。
だから、マンション選びのコツは、ゴマ粒大の小さな文字に潜んでいる物件の真の姿を読み解くことにある。
高齢化社会に向けて、本や新聞の文字の大きささがどんどん大きく、読みやすくなっていく。なのに、とても重要な情報が凝縮された「物件概要」の文字の大きさは限りなく小さいままだ。
このゴマ粒サイズの文字表示ルールは、一体どうなっているのか?
実は、「不動産の表示に関する公正競争規約」の第8条(必要な表示事項)で、「見やすい場所に、見やすい大きさ、見やすい色彩の文字により、分かりやすい表現で明りょうに表示しなければならない」と定められている。
さらに、同施行規則第10条をひもとくと、「見やすい大きさの文字」とは「原則として7ポイント以上の大きさの表示」と定められている。
ただし、「7ポイント未満の大きさの文字による表示であっても、文字の大きさのほか、文字数、レイアウト、書体、文字色、文字間隔、行間隔等を勘案して総合的に判断し、見やすい大きさの文字であると認められる文字による表示」はOKである旨が補足されている。
ようするに、原則として7ポイントよりも小さい文字は認めないが、文字間隔・行間隔、レイアウトなどによって見えやすければ、7ポイントよりも小さい文字サイズの使用を認めようということだ。
このなんとも不明瞭なルールにしたがって、大多数のマンション・チラシの「物件概要」には7ポイント(=ゴマ粒大)のサイズの文字が採用されている。
文字が小さくて読みにくい文書の代表例としては、保険証の契約約款が思い浮かぶ。小さな文字を詰め込むことで、読む人が契約内容を理解しようとする意欲を殺ぐことに効果を発揮している。契約内容をできるだけ理解してほしくないという保険会社の体質がよく現れている。
マンションチラシには、文字間隔、行間隔について、具体的なルールがないから、物件概要の1行の長さが30cmを超える例などざらにある。
行が変わるたびに次の行頭を追う目線がなかなか定まらず、とってもとっても読みにくい。
1行の長さを規定しているルールが無いとはいえ、このあまりにも読みづらい物件概要のレイアウトは、情報をできるだけ開示したくないというデベロッパーの体質の現れ思うのは筆者だけだろうか。

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2017年6月1日、このブログ開設から13周年を迎えました (^_^)/
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