不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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なぜライバルが、六本木ヒルズなのか?(ディカプリオ)

駅前の大規模再開発の地に建つ10階建てと14階建ての大規模マンション。

銀座駅乗り入れ24分、駅徒歩3分。

  • 【物件G】総戸数300戸、10階建。販売戸数未定、2LDK(61.94m2)〜4LDK(100.05m2)。販売価格未定。平成20年7月下旬竣工(本チラシ掲載日の1年6カ月後)。
  • 【物件P】総戸数150戸、14階建。販売戸数未定、3LDK(68.32m2)〜4LDK(111.41m2)。販売価格未定。平成20年9月下旬竣工(本チラシ掲載日の1年8カ月後)。
  • 11月17日(金)の物件と同じ。

新聞全紙サイズの広告オモテ面に、ネクタイ・スーツ姿で、ポケットに手を入れてコチラを見つめるハリウッドスターの全身写真。
東京タワーの、むき出しの鉄骨高層部に立つハリウッドスターの背景には、六本木ヒルズの象徴である地上54階建ての六本木ヒルズ森タワーと頭でっかちのユニークな形状で有名な地上29階建ての高級賃貸マンション元麻布ヒルズフォレストタワー(写真参照)がみえる。

ライバルは、六本木ヒルズ?

本物件広告は、ハリウッドスターを起用するだけでなく、六本木ヒルズのブランド力をうまく利用している。
なぜ本物件が六本木ヒルズのライバルなのか?
広告には、本物件が「六本木ヒルズと同じ約11.6haの駅前再開発」であることが謳われている。
つまり、再開発の面積が六本木ヒルズと同じ面積(約11.6ha)であることが、六本木ヒルズ・ライバル・シナリオの理由なのだ。
でも、再開発面積が同じという理由で、六本木ヒルズが「ライバル」と言い切ることに無理はないか?
デベロッパーもそう思ったのか、キャッチコピー「ライバルは、六本木ヒルズ?」の文末に「?」を付けた、というのが筆者の推測。

(本日、マンション7枚)

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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