株式会社東京カンテイが1月31日に、「新築マンション分譲の『成功』・『失敗』」を公表している。
同公表データから、2005年から2006年に新規分譲された首都圏のマンションは、総戸数が多い物件ほど、また最高階数が高い物件ほど、契約率が高くなる傾向があることがわかる。
グラフに示した「成功」とは、初月契約率が100%であることを意味している。
また、「失敗」とは、初月契約率が40%未満であることを意味している。
このグラフから分かる事実は、300戸以上の規模のマンションの初月契約率はほぼ100%であること、200戸以上の規模のマンションの失敗事例はゼロであること。
また、階層については、30階以上で初月契約率がほぼ100%、20階以上の階層は失敗事例がゼロであることだ。
「失敗」「成功」の定義は、あくまでもデベロッパー側の視点だが――。
200戸以上の大規模マンションや20階以上の超高層マンションが「売れ筋マンション」であるという傾向を知っておいて損はないだろう。