敷地の南に河川を臨む総戸数820戸、3棟からなる大規模マンション。
大手町駅27分(途中乗り換え)、駅徒歩19分。総戸数820戸、17階建+14階建て+18階建て。販売戸数未定、2LDK+S(83.60m2)〜4LDK(132.97m2)。販売価格未定。平成20年3月下旬・5月下旬竣工(本チラシ掲載日の1年4カ月後)。
- TOKYO 100m2計画。
総戸数820戸のうち、320戸を超える住戸が100m2以上であることを謳っている。
これからマンション選びを始めようという方に、巷のノウハウ本には記されていない物件の略チェック方法を以下に紹介しよう。
デベロッパーをチェックする
本物件の売り主は3社から構成されている。
本ブログの姉妹サイト「マンション選び!デベロッパー比較」を見れば、3社の内、2社は2005年のマンション販売戸数の全国事業主別トップ5(不動産経済研究所データ)にランクインしていることが分かる。
建築確認番号から、物件を審査した業者をチェックする
「物件概要」には「建築確認済証番号」として、「BCJ06本建確***」と記されている。
2004年11月4日の記事「建築確認番号から、物件を審査した業者がわかる裏ワザ」を見ると、「BCJ」というのは、財団法人日本建築センターであることが分かる。
設計事務所・施工会社・管理会社の実力をチェックする
本ブログの姉妹サイト「マンション選び!ランキング」を見ると――。
A街区(222戸)・B街区(203戸)の設計を担当しているN設計事務所は、集合住宅部門の2005年度売上高ランキング1位。C街区(395戸)を担当しているR設計事務所は、同ランキング15位。
A街区(222戸)・B街区(203戸)の施工を担当しているK組は、集合住宅部門の2005年度売上高ランキング15位。
C街区(395戸)の施工を担当しているF社は、同ランキング外だが、「ゼネコンの実力」にも記したように準大手ゼネコン(11社)の一画の地位を占めている。
F社の実力は、財団法人建設業情報管理センターのホームページに公開されている経審(経営事項審査)を調べることでも確認できる。
“経審(けいしん)”とは、公共工事の入札に参加する建設業者の企業規模・経営状況などの客観事項を数値化した、建設業法に規定する「経営事項審査」の略称。
<参考記事>“経審”で施工会社の実力を知る裏ワザ
東京都マンション環境性能表示
延床面積1万m2超の新築マンションの広告には、「建物の断熱性」「設備の省エネ性」「建物の長寿命化」「みどり」の4つの項目それぞれに、☆マーク表示が義務付けられている。
☆印の具体的な中身については、東京都環境局のホームページで確認できる。
もし都のホームページに環境性能表示が未だアップされていなければ、すでに公表されている「建築物環境計画書」をひもとけば、「エネルギー使用の合理化」 「資源の適正利用」「自然環境の保全」など、「マンション環境性能表示」に係る詳細情報を知ることができる。
<参考記事>物件の「マンション環境性能表示」の詳細を知るには―
物件の周辺環境を空からチェック
現地に実際に行って確認するのが基本だが、先ずはネットでできることとして、グーグルマップで、物件の周辺環境を空から確認しよう。
広告のCGが施された写真との違いはありませんか。
<参考記事>過剰なCG処理を施した航空写真
このデベロッパーで大丈夫なの? と感じたら
上場企業でない場合、残念ながらIR情報は得られない。
最低限のチェックとして、ネットで「ネガティブ情報」の有無をおさえておこう。
- 国交省:ネガティブ情報等検索サイト
(本日、マンション広告3枚)