国土交通省が本日から、REINS Market Information(不動産取引情報提供サイト)の試験運用を始めた。
マンションと戸建の実勢価格が月次の更新ペースで無料公開される。
現在、実勢価格が公開されているのは、北海道、宮城、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知の七都道県。
来年度からは全国の物件を対象に本格稼働させるという。
地域、間取り、築年数、沿線などを指定すると、該当する物件の情報が分布図で表示される。
さらに分布図にカーソルを当てると、ヒットした物件の価格・専有面積・所在・沿線・間取り・築年がポップアップ表示される。
不動産取引業者どうしが取引の情報交換に活用している「レインズ」システムに蓄積された取引データを加工して提供される価格情報。
個別の不動産取引が特定できないように丁目単位の所在地情報は開示されていない。
さて、この不動産取引情報提供サイトの開設により、不動産取引に対する消費者の不安感が払拭され、不動産市場の活性化につながることができるか。