昨日の続き。
昨日の記事で、定借マンションのメリット・デメリットを記した。
では、実際のところ、定借マンションの普及状況は、どうなのか?
平成17年12月2日に、国土交通省が公表した「平成16年度 定期借地権付供給実績調査」から、定借マンションの普及の実態をピックアップしてみよう。
定借マンションの供給戸数の推移
平成16年に供給された定借マンションは、1,502戸。
この10年間の推移をみると、首都圏では、年によるバラツキが大きい。
大規模マンションが定借物件となるか否かによる影響が大きいからだ。
専有床面積
一戸あたりの専有床面積は平均85m2。
80〜90m2未満が26%、100m2以上が21%と、定借マンションは確かに広い。
地域別に見ると、中部圏が最も広く93m2となっている。
地代
月額地代は、平均で1.4万円。1.0〜1.5万円未満が41%と最も多い。
土地価格に対する年額地代の割合は、平均1.9%。