不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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最近、流行り出したタマゴ型浴槽は―

超大手の総合商社が売り主となっている中規模マンション。

大手町駅21分(途中急行乗り換え)、駅徒歩9分。総戸数65戸、8階建。販売戸数未定、2LDK(60.41m2)〜4LDK(100.75m2)。予定販売価格3,300万円台〜6,000万円台、予定最多価格帯3,700万円台。平成19年11月中旬竣工(本チラシ掲載日の1年1カ月後)。

  • 8月26日(土)の物件と同じ。
  • ミセスの快適を応援する高機能設備
    • いつでも新鮮な空気を供給する、24時間換気システム
    • キッチンには、浄水機能付シャワーヘッドを装備
    • 生ゴミを衛生的に処理。キッチンを清潔に保つ、ディスポーザー
    • 水はね音を低減する、静音シンクを採用
    • 上質なキッチンを演出する、ホーローパネル
    • 雨の日のお洗濯に便利な物干金物を室内にも設置
    • たまご型浴槽
    • 清潔感あふれる三面鏡付洗面化粧台
    • 衛生で使い心地も爽快な、シャワートイレ
    • 浴室の床は、寒い時期も入浴も快適なサーモフロア

主婦(主夫)受けのしそうな、工事費があまり掛からない、カタログ設備が列挙されている。

最近のマンション広告で、よく見かけるようになってきたのは「たまご型浴槽」
このたまご型浴槽とは如何なるものか?

シェル型浴槽と呼ばれることもある。どちらも商標登録されているわけではない。
浴槽が通常の長方形ではなく、シェル(貝)の形をしていて、半円形の部分に腰を掛けられように段差がついている。
段差の付いた浅い部分に小さな子供を座られることや、半身浴が楽しめるというのが販売サイドの謳い文句だ。
マンション購入検討者は、シェル型浴槽にすべきか通常の長方形浴槽にすべきか、迷うところだろう。

子育て期間を楽しむ道具としてはいいかもしれないが――。
シェル型の出っ張った部分の掃除は大変そうだし、その奥の深い浴槽まで手を伸ばして掃除をするのは、妊婦や産後の身には辛くはないか。
子育てに忙しい世代が、頻繁に半身浴を楽しむか。
子供が親と一緒に入浴してくれなくなった日には、シェルの出っ張った部分のお湯がムダだし――。
浴室が狭い場合には、シェル型の横幅が広い分、洗い場が狭くなることに要注意だろう。

(本日、マンション10枚)

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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