不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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“販売済み戸数”の謎

マンション選び!掲示板

家電製品やパソコンなど選ぶときには、売れ筋商品から選ぶのが基本。
売れ筋商品(人気商品)であれば、当たり外れがないからだ。
マンション選びの場合にも、売れ筋商品(人気物件)が分かれば、安心して選ぶことができる。
ところが、物件の売れ行き(販売済み戸数)を知るのは、実勢価格を知ることと同様、非常に難しい。
物件の販売済み戸数は、デベロッパーにとって“企業秘密”といえるほど、外部からは、なかなかうかがい知ることができない。
「即日完売」「キャンセル住戸発生!」など、販売済み戸数を曖昧にする“販促ワザ”が蔓延している。
かつて、入場者数の水増しが日常茶飯であったプロ野球では、2005年のシーズンから各球団とも有料入場者の実数、またはそれに近い数値を各試合ごとに発表するようになった。
また、怪しげな「公称部数」がまかり通ってきた出版界でも、実際の印刷部数を表に出すようになってきている。
物件の売れ行きを知りたいのだが、どうしたらいいのか―。
マンション選び!掲示板に掲載されている、ブログ読者と筆者のやり取りを以下に紹介しよう。

■ブログの読者【質問】
青田買い物件に契約したものの売行きが気になりHPをチェックしておりましたが、第一期直前にMRに行かれた方からの情報によると6割方埋っていたとのことでした。
その後、第一期販売が39戸としてHPに載りました。
足し算的にはあっているような・・・そして今日時点で、総戸数98=販売戸数98になっております。
これはいったいいかなることなのでしょうか?


■筆者【回答】
次のケースが考えられます。
(1) MRにいかれた方の情報が正しくない
(2) 第2期の販売戸数が未定のため(予告広告)、総戸数表示としている
(3) 販売戸数=販売可能戸数でなければならないのに、販売可能戸数(=売れ残り戸数)を知らせたくないデベロッパーのゴマカシ
(4) その他

    • -

いずれにせよ、販売済み戸数は、デベロッパーの“企業秘密”ですので、一般の方が知ることは容易ではありません。

水増しの販売済み戸数などではなく、実際の販売済み戸数の開示が義務付けられるのは、いつの日になるのだろうか・・・・・・。


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