駅チカの14階建て、ワンフロア2戸のペンシル型マンションのチラシ。
大手町駅直通16分、駅徒歩3分。総戸数25戸、14階建。販売戸数未定、1LDK(72.40m2)〜3LDK(79.58m2)。販売価格未定。平成19年8月下旬竣工(本チラシ掲載日の1年4カ月後)。
- 駅徒歩3分の優越
- スタイリッシュな都市型マンション登場
ワンフロア2戸だからすべての住戸が角住戸。
1LDKから3LDKまで、8つのバリエーションの中から好みの間取りを選択できるという。
駅には近いし、近くには24時間営業のローソンがあるので便利そうだ。
すぐ近くを幹線道路が走っているので、渋滞さえ気にしなければ、カーライフも満喫できる。
全住戸が西向きという欠点に目をつむれば、シングルやDINKSが住みたくなるような物件といえよう。
でも、案内図をみると、本物件の周辺には、ローソン以外は描かれていない。
「配置図の空白域に魔物が潜んでいないか? 」 筆者が編み出したマンション選びの格言のひとつだ。
本物件は、何でもありの「商業地域」に建っている。
商業地域は、全12種類の用途地域の中でも、個室付き浴場や、ヌードスタジオの建設が許された唯一の地域である。
念のために、現場調査を実施した。
ありました。本物件のすぐ隣に改修工事中(?)のパチンコ店が。
案内図に近くのローソンを掲載していながら、すぐ隣のパチンコ店を掲載しないのは許されるのか?
「不動産の表示に関する公正競争規約」では、「物件の周囲の静寂さ、快適さ等について、実際のものよりも優良であると誤認されるおそれのある表示」を不当表示として禁じている(第23条第39号)。
本物件をご検討中の方は、隣のパチンコ店が改修工事中なのか、別の用途の建物に建て変わるのか要チェックだろう。
(本日、マンション広告2枚)