不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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「完成後1年以上の未入居物件」を「新築」に分類している情報誌見解

住宅情報マンションズ


本日土曜日は、マンション・チラシなし。

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「完成後1年以上の未入居物件」を「中古」ではなく「新築」に分類しているマンション情報誌がある。
本ブログの読者の方の疑問を解消すべく、情報誌関係者にメール照会した。
メール回答を要約すると、次のようになる(回答原文は下記参照)。

  • 公正競争規約に照らし「中古」と分類するのも行き過ぎの感がある
  • 「完成後1年以上を経過した未入居物件が掲載される場合があります」という表示をすることで、誤解を避けている。
  • ユーザーの方々から「誤解を生じる」とのご意見が多いようならば「分類を変える」なり「名称を変える」事を考えたい

本ブログ読者の皆さんは、この回答をどう受取られたでしょうか?

■照会メール(原文のまま)■
貴誌「住宅情報マンションズ」の「新築マンションスーパーガイド」に「完成後1年以上を経過した未入居物件が掲載される場合があります」との「注意点」が記載されています。
「首都圏不動産公正取引協議会」のQAによれば
http://www.sfkoutori.or.jp/jirei/hyouji/kei-kan/kei-kan_05.html
完成後1年以上を経過した未入居物件は、「新築」表示はできないことになってるようです。
貴誌の扱いは、「不動産の表示に関する公正競争規約」に抵触していませんか?

■回答メール(原文のまま)■
住宅情報ナビへお問合わせを頂きありがとうございました。
ご指摘戴きました「新築表示」の件でございますが、当社におきましても、公正競争規約同様「新築」表示は「築後1年未満、未入居」をルールとして運用いたしております。
しかしながら、弊社、新築マンションの情報誌「住宅情報マンションズ」におきまして、完成以前から掲載していて、完成後1年以上たって掲載を続けている物件が存在しているのも事実でございます。
これを公正競争規約に照らしますと「中古」と分類するのも行き過ぎの感があり、弊社情報のユーザーの方々が「完成後1年以上の未入居物件」を「中古」と認識されるか否かで、弊社といたしましては、誤解を生じない表示を加える事で、分類上は「新築」の分類に入れる事を判断してまいりました。
この点におきましては、「不動産の表示に関する公正競争規約」に抵触していないと考えております。
なお、この分類に関しまして、ユーザーの方々から「誤解を生じる」とのご意見が多いようでしたら「分類を変える」なり「名称を変える」事を考えたいと思っております。
今後とも住宅情報ナビをよろしくお願いいたします。

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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