月曜日(敬老の日)、マンション・チラシ1枚。
- 9月11日(日)の物件と同じ。
銀座1丁目駅直通5分、駅徒歩4分。総戸数740戸、18階建。販売戸数未定、1LDK(55.33m2)〜4LDK(101.44m2)。販売価格未定。平成19年2月下旬竣工(本チラシ掲載日の1年5カ月後)。
湾岸地域に建つ、18階建て総戸数740戸の大規模マンション。
- 来年には、○○新駅や大型ショッピングプレイス、シーサイドパークなどが次々に誕生。
- まさに都心でいちばん輝くスターシティへ、主人公になるあなたをお迎えします。
案内図をみると、周辺が「住宅エリア」であることがわかる。
周辺住民にとって、大規模マンションは迷惑施設となる場合がある。本物件の「主人公になるあなたを」周辺住民はどのように「お迎え」しようとしているのか、現地調査を実施した。
-
- -
あっ、ありました。駅からマンションに向かう歩道沿いに、片側だけで16本の建設反対のノボリが――。
白地に黒または赤い文字で、強烈なメッセージが並んでいる。
- 破施工マンション
- ○○(株)様(=売主A) 御社の社訓は近隣住民を虐待すること?
- 迷惑No1
- 建主様 住民への配慮ナシ 儲けるだけの有効土地利用
- 近隣住民たちへ愛の手を △△鉄道様(=売主B) まだ遅くない
- 驚きの設計
- 困ったコの形
- 己の駐車場の排ガスは 己の裁量で処理しなさい
- 悪徳設計
- 陽がほしい
- 反対排ガス 風害
- テン災設計事務所
- モラル三流
- 近隣に思いやり
- □□(=設計・施工会社)不快
- 18階反対
周辺住民にしてみれば、自分が住んでいるマンションの目の前に高層マンションが建つことなど、現実的な問題として認識していなかったのかもしれない。
これまで陽光をいっぱい浴びていた既存マンションにお住まいの方々には、お気の毒としかいいようがない。
でも、不謹慎を省みずにいえば、建設反対のノボリが多いということは、敷地周辺の住環境が良好であることの証しでもある。
マンション建設反対住民とのコミュニケーションを心配する前に、将来、自分がマンション建設反対住民にならないように、敷地の南側をよくチェックしておこう。