不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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首都圏平均下落率以上に下落している超高層マンションの中古物件


日曜日、マンション・チラシ1枚。

  • 7月21日(木)の物件と同じ。

有楽町駅直通10分、駅徒歩6分。総戸数1,149戸(2棟)、54階+45階建。販売戸数1戸、2LDK(81.08m2)。販売価格 4,150万円 3,980万円。平成16年12月竣工済み(本チラシ掲載日の8カ月前)。

8ヵ月前に竣工した超高層ツインワターの中古物件。54階建てマンション棟にある9階の西向き住戸。
1カ月前のチラシ(7月21日)と見比べてみると、9階の西向き住戸であることも間取りも全く同じ。
ということは、1カ月経ってもまだ、転売先が見つかっていないということか―。
でも、販売価格だけは、4,150万円から3,980万円と170万円値下げされている。新築時の販売価格が「3,000万円弱(7月21日販売員への電話照会による)」であったことを考えると、まだまだ強気の価格設定ということか。

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国土交通大臣指定財団法人 東日本不動産流通機構が2005年8月10日に公表した「月例マーケットウオッチ」( http://www.reins.or.jp/trend/trend21-f.html )によると、首都圏の中古マンション市場の動向は次のとおりだ。

  • 首都圏マンション成約件数は、全体で2,279件、前年比+6.50%と4ヶ月続けて増加した。
  • 成約㎡単価では、32.36万円(前年比+2.99%,前月比▲1.09%)と前月比で2ヶ月続けて下げた。
  • また、成約平均価格は、2,072万円(前年比+2.95%,前月比▲1.29%)と㎡単価同様、前月比で2ヶ月続けて下げた。
  • 成約平均面積については、先月同様64㎡台となっている。

このレポートによれば、成約平均価格は前月比▲1.29%と2ヵ月続けて下落していることになっている。
一方、本物件の超高層住戸の販売価格は1ヵ月で4.1%(=170万円÷4,150万円×100)の下落。
同レポートの首都圏平均下落率(▲1.29%)を大きく超えて下落している超高層マンションの中古物件もあるということか・・・・・・。

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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