不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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有名俳優で物件の差別化を図るチラシ

金曜日、マンション・チラシ5枚。

  • 4月23日(土)、5月27日(金)の物件と同じ。

六本木駅直通13分、駅徒歩5分。総戸数1,981戸、58階建。販売戸数未定、専有面積52.03m2〜182.72m2。販売価格未定。平成20年1月下旬竣工(本チラシ掲載日の2年7カ月後)。

米国の有名俳優の横顔が大きく掲載されたチラシ。
松田聖子SAYAKA母娘に支払われたギャラは諸経費込みで6億円。本木雅弘は1億円、ジャン・レノは1億円だといわれている(週刊文春2005.6.16)」そうだ。
真偽のほどは定かではないが、本チラシに登場している米国の有名俳優にもかなりのギャラが支払われたであろうことは想像に難くない。
支払われたギャラが仮に1億円だとして、本物件の総戸数1,981戸で割れば、1戸あたり約5万円。同ギャラを負担するのは、結局のところ、広告宣伝費として販売価格に上乗せされたマンションを購入する住居者だ。
しかも、「本キャンペーンの○○氏(=米国の有名俳優)のフィーは△△Foundationに寄付されます」とある。
ホームページで確認すると、同Foundation(基金)のミッションは、平和と正義に対してよりよい世界の建設を支援することとある。
具体的なプログラムとして、インドのエイズ対策支援、中東和平支援、ヒマラヤ文化支援、ブータン王国の教育支援などが実施されている。
ということで、本マンションを買う人は、自分の主義主張とは無関係に、インドやブータン王国に貢献することになる。
街を歩いていて、世界平和のためにといわれて、ポンと5万円を寄付する人は多くない。
マンション購入者から一律(強制的に)寄付金を募ることはフェアとはいえないだろう。せめて基金の目的・使われ方をチラシに明記しておくのが筋だ。
デベロッパーがチラシに有名俳優を使うのは、物件の高級感を演出するのが目的だ。
米国の有名俳優がチラシに掲載されることで、マンションの資産価値が上がるわけではない。
マンションの宣伝は、品質で真っ向勝負すべし。

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2017年6月1日、このブログ開設から13周年を迎えました (^_^)/
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