不動産情報ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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商業地域はマンションの立地に適しているか?

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大手町駅直通18分、駅徒歩3分。総戸数22戸、11階建。販売戸数4戸、2LDK+S(68.80m2)〜3LDK(75.47m2)。販売価格2,998万円〜3,728万円。平成17年10月下旬竣工(本チラシ掲載日の5カ月後)。

  • 10月22日(土)、3月26日(土)、5月4日(水)の物件と同じ。

「物件概要」を見ると、本物件の用途地域が商業地域であることがわかる。
商業地域とは、12種類ある「用途地域」のひとつ。主として商業その他の業務の利便を増進するため定める地域(都市計画法 第9条)。
いわゆる駅前の繁華街のこと。
商業地域の最大の特徴は、「工業地域」「工業専用地域」と同様に、日影規制がないこと。居住環境としての日照よりも、商業活動や産業活動の効率を優先させている地域だ。
商業地域のもうひとつの大きな特徴は、他の用途地域に比べて、容積率(=敷地面積に対する延べ床面積の割合)が高いこと。
日影規制がなく、高い容積率が許容されている商業地域は、日照が必須ではない飲食店やスーパーの立地に適している。
ところが、日影規制がなく容積率が高いことは、マンション・デベロッパーにとっても都合がいい。狭い敷地に多くの住戸を詰め込むことで、収益性の高いマンションの建設が可能だからだ。
では、消費者にとって、商業地域に立つマンションのデメリットは何か?
日照条件に恵まれないのが最大のデメリット。また、高い容積率が許容されていることから、隣接建物との距離が近い場合がある。隣接建物の窓に手が届くばかりの近さでは、角住戸の魅力が半減してしまう。
商業地域のもう1つのデメリットは、周辺の迷惑施設の存在。
商業地域は、12種類ある用途地域の中で、個室付浴場業に係る公衆浴場・ヌードスタジオ等の建設が唯一許されている地域だ。
もちろん、第2種住居地域・準住居地域・近隣商業地域において建設可能なパチンコ屋やカラオケボックスも商業地域では建設可能だ。
では、なぜデベロッパーは、風紀的に劣後し、騒音環境的にも恵まれていない商業地域にマンションを建てるのか?
買う人がいるからだ。
たとえ日照や騒音条件に恵まれなくても、駅チカや飲食店の近さといった利便性のほうを重視する人はいる。
駅チカや飲食店の近さが、商業地域に建つマンションのメリットといえるのかもしれない・・・・・・。

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2017年6月1日、このブログ開設から13周年を迎えました (^_^)/
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