不動産情報ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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利便性と安全性、どちらを優先させるか

土曜日、マンション・チラシ1枚。

六本木駅直通15分、駅徒歩1分。総戸数71戸、13階建。販売戸数21戸(うち、会員優先住戸10戸)、1LDK(40.02m2)〜2LDK(58.90m2)。販売価格2,450万円〜3,870万円。平成18年5月上旬竣工(本チラシ掲載日の1年後)。

「銀座が生活圏になるスタイリッシュな日常」をうたう、超都心型のコンパクトマンション。

  • 内廊下+角住戸で開放感とプライバシーの確保を実現

共用廊下を建物の中心部に配置する「中廊下」を採用し、全戸とも共用廊下に面する窓を設けないことで、「プライバシーの確保を実現」しているという。
専有面積が40.02m2〜58.90m2と、とても狭いから、独身貴族かDINKSしか住まないのではないだろうか・・・・・・。
「中廊下」を中心に6つのタイプの住戸が張りついているから、通風は期待できないし、住戸の位置によっては、日照にも恵まれない。
ホテルであれば、窓を閉め切っていても、エアコンの機械力で一定の温恩湿度を維持できるかもしれないが、自然の通風にあずかれない住居環境というのはとても不健康だ。
「銀座が生活圏」となるような超都心に位置する生活の利便性と「プライバシーの確保を実現」した閉鎖性と引き換えに、非常時の安全性が損なわれていないだろうか。
間取り図を見ると、各住戸にへばりついた狭いバルコニーに四角形の中に三角形をはめ込んだ、実線と破線の二つの絵柄が描かれている。
建築に明るくない人は、気にとめないかもしれないが、これは避難ハッチの印だ。
地震や火災などの非常時には、2方向性避難が原則となっている。本マンションは、中廊下形式だから、中廊下にある階段(またはエレベータ)以外に、もうひとつの避難経路を確保しなければならない。
そのもうひとつの避難経路というのが、各住戸のバルコニーに設置された避難ハッチなのだ。
実線はバルコニーの床面に設置された避難ハッチ、破線はバルコニーの天井面に設置された上階から避難してくる人のための避難ハッチを表している。
ホテルライクなマンション・ライフの利便性と非常時の安全性、どちらを優先させるべきか―。
煙に追われながら、バルコニーの床面の非難ハッチ開けて、命からがら1階まで逃げ下りていくとき、こんなはずではなかったと後悔することなかれ。

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2017年6月1日、このブログ開設から13周年を迎えました (^_^)/
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