不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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チラシの秀逸な色使いとマンションの良し悪しは無関係だ!

木曜日(子供の日)、マンション・チラシ2枚。

大手町駅直通9分、駅徒歩16分。総戸数160戸、14階建。販売戸数16戸、2LDK+S(63.43m2)〜4LDK(84.07m2)。販売価格2,888万円〜4,138万円、最多価格帯3,100万円台。平成18年1月末日竣工(本チラシ掲載日の9カ月後)。

B4横型サイズを2枚横方向につなげた変形チラシ。横に長い用紙使いの物珍しさでもって、チラシの存在感をアピールしようとしているのだろうか。
チラシのオモテ面には、ピンク地に白文字のキャッチコピーの帯が上下に入っており、その間には30代前半と思しき団塊ジュニアの夫婦が女の子を連れて公園で遊ぶ、ほのぼのとした写真が4枚掲載されている。
また、裏面には、4つの間取り図、現地案内図、モデルルームの写真4枚、ローンの返済額を説明した囲み文章などが掲載されている。
チラシ・オモテ面のピンク地の白文字に対して、裏面はオレンジ地に白文字が主体となっている。
ピンク色やオレンジ色が上品に使いこなされているので、一見洗練された物件であるかのような錯覚を覚える。
でも、チラシの色使いがいかに秀逸であったとしても、その色彩の心理的効果に惑わされてはならない。
洗練されたチラシの色使いと、マンションの居住環境の良し悪しとは、全く関連がないからだ。
ちなみに、ピンク色の心理的効果は「やさしい気持ちになる」「緊張をやわらげる」「若くみせる」、オレンジ色の心理的効果は「陽気な気分になる」「やさしさや開放感を与える」など。
では、実際のところ、本マンションの良し悪しはどうなのか?
案内図を見る限り、2駅3路線と都心へのアクセスはよい。
でも、4つの間取り図のうち、2つは西向き住戸で残りが東向きと南向きだ。
チラシだけだとマンションの配棟がわからないので、ホームページを確認してみたところ、いつものことではあるが、マンションの配棟がわかるような全体配置図が掲載されていない。
しかたがないので、ホームページに掲載されていたCタイプからKタイプの間取り図から全体配置を推測することにした。
その結果、本マンションは、3つの棟から構成されていることが想定される。
AタイプからDタイプが南向き住戸、EタイプからHタイプが東向き住戸、MタイプからJタイプが西向き住戸というわけだ。
もし全ての住戸を南面向きで計画していれば、わざわざ3棟に分ける必要がなかっただろうが、敷地内に詰め込める住戸数が少なくなるから、それだけ分譲価格が高くなってしまう。
住戸の専有面積を小さくすると同時に、西向き・東向きのマンション2棟を詰め込むことによって、団塊ジュニアにも手が届くよう、分譲価格を押さえ込むというのが今回のデベロッパーの作戦のようだ。
お手ごろな分譲価格に喜んでばかりもいられない。一部の住戸は狭いし、日照環境に恵まれていないのだから・・・・・・。

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2017年6月1日、このブログ開設から13周年を迎えました (^_^)/
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