不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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首都高速道路の近くは騒音レベルが深夜でも大きい

新宿駅直通26分(途中急行に乗り換え)、駅徒歩12分。総戸数136戸、13階建。販売戸数未定、3LDK(68.20m2)〜4LDK(82.50m2)。販売価格未定、最多価格帯3,400万円台。平成18年3月下旬竣工(本チラシ掲載日の1年後)。

  • 家族を包む、鮮やかな生活舞台。
  • 「都心への近さ」や「子育てのしやすさ」など、暮らしやすさで人気の○○区。

4つのタイプの間取り図を見る限り、3LDK(70.40m2、72.78m2)も4LDK(78.36m2、82.50m2)も専有面積が小さいながらも、複数の子供のいる家族を想定した間取りになっている。
間取り図のサッシに目をこらすと、4つのタイプ全ての窓が二重の線で描かれている。
前にも記したように、二重の線で描かれたサッシ=遮音性能の高い二重サッシだ。つまり、本マンションは、外部騒音の大きい敷地に立つことを示唆している。
チラシの文言をなぞっているだけでは、外部騒音の大きな敷地に立つマンションであることには、なかなか気がつきにくい。
でも、案内図をみると首都高速道路のすぐ南側の敷地に、しかも西向きに立つマンションであることがわかる。騒音環境的にも日照環境的にもあまり好ましいとはいえない。
確かに「都心への近さ」は実現しているものの、「家族を包む」のは二重サッシであり、外部環境から隔離された居住環境は「子育てのしやすさ」の面においては難がありそうだ。
ちなみに、専門書(実務的騒音対策指針 応用編/日本建築学会編)をひもとくと、道路騒音の具体的な大きさが書かれている。

  • 都市内住宅地(主要道路なし):昼間50dB、深夜45dB、時々ある最大値(75dB)
  • 都市内主要道路(4車線程度)
    • 道路に面した所:昼間70dB、深夜55dB、時々ある最大値(85dB)
    • 2棟目、裏側の通り、超高層:昼間60dB、深夜50dB、時々ある最大値(75dB)
  • 都市内高速道路
    • 道路に面した所:昼間75dB、深夜70dB、時々ある最大値(90dB)
    • 2棟目、裏側の通り、超高層:昼間65dB、深夜60dB、時々ある最大値(85dB)
  • 郊外主要国道(4車線以上)
    • 道路に面した所:昼間70dB、深夜70dB、時々ある最大値(90dB)
    • 2棟目、裏側の通り:昼間65dB、深夜65dB、時々ある最大値(80dB)
  • 郊外高速道路
    • 道路に面した所:昼間75dB、深夜70dB、時々ある最大値(90dB)
    • 2棟目、裏側の通り:昼間70dB、深夜65dB、時々ある最大値(85dB)

※上記の騒音レベルは、測定時間中の中央値(最大値ではない)を示している。

これらのデータから、主要道路がないマンションの50dB(昼間)に対して、道路に面したマンションは70〜75dB(昼間)と20〜25dBも大きいことがわかる。
また、都市内主要幹線道路(4車線程度)は、深夜になると55dBに低減するが、都市内高速道路などは、深夜であっても70dBと依然と大きい。
首都高速道路近くの騒音レベルは深夜でも大きい。騒音環境的には避けたいところだ。

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2017年6月1日、このブログ開設から13周年を迎えました (^_^)/
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