不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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駐輪台数が少ないファミリータイプのマンションは買いか?

土曜日、マンション・チラシ3枚。

  • 8月21日(土)、8月28日(土)、11月26日(金)の物件と同じ。

大手町駅直通11分、駅徒歩9分。総戸数112戸、14階建。販売戸数8戸、2LDK+S(70.22m2)〜4LDK(83.68m2)。販売価格3,210万円〜4,360万円。平成17年3月竣工(本チラシ掲載日の1カ月後)。

  • 全戸70m2以上のファミリータイプ

このチラシ表現には、納得がいかない。
管理事務室と集会室を除くと、実質的な総戸数は110戸。これに対して、自転車置場は、「敷地内にスライドラック式220台設置(月額使用料/200円)」とある。
つまり、1住戸当たり2台の自転車置場しか用意していない。
「ファミリータイプ」のマンションを謳っておきながら、1住戸2台の自転車置場しか用意していないのは、矛盾している。
「ファミリータイプ」というからには、パパ、ママの他に最低でも子供一人の家族構成だから、1世帯当たり最低でも3人分の自転車置場は必要だ。
矛盾している、というよりもデベロッパーは手を抜いているのではないだろうか。
自転車置場の良し悪しでマンションを選ぶ人は少ない。
でも、日常生活のことを考えると、必要な駐輪台数が確保されているかどうか、自転車の出し入れがしやすい場所に自転車置場があるか否かなどは、以外と切実な問題だと思う。
ラックに収まり切れず、自転車があふれかえった雑然とした自転車置場は、ケガや盗難など、なにかとトラブルのもとだ。
たかが自転車置場とはいえ、きめの細かい計画がなされていない物件は、肝心なところにも配慮がなされていない可能性があると考えた方がよさそうだが、どうだろうか。

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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