不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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モナリザ効果を意図した?間取り図


月曜日(成人の日)、マンション・チラシ1枚。

新宿駅直通21分(急行利用)、駅徒歩5分。総戸数30戸、7階建、2LDK(56.42m2)〜3LDK+N(109.27m2)。平成16年10月竣工(2カ月前)。

B4判サイズのチラシ裏面には、3つのタイプ間取りが掲載されている。
ひとつは、1階専有庭付きで3LDK+N、専有面積109m2の広い住戸。あとの2つは、非1階で2LDK、専有面積56m2の狭い住戸。
これらの間取り図を眺めていて、大きな疑問に行き当たった。マンション棟は東向きなのに、間取り図はバルコニーが上側、玄関が下側に描かれているのだ。
通常は、住戸の方位がどうであれ、バルコニーは下側、玄関は上側に描かれるのが一般的だ。
リビングが北向きであるのに、間取り図としてはリビングを下に玄関を上に描くことによって、リビングがあたかも南を向いているような錯覚を消費者に与えるのがデベロッパーの常套手段だ。
なのに、本物件の間取り図は、東向きリビングを上側に描くという、珍しい手法を取っている。なぜか?
モナリザ効果」でも意図しているのだろうか?
モナリザの顔をよく観察すると、顔の向かって左側には正面から光が当たっているのに対して、右側は斜め上方から光が当たっている。つまり現実にはない光と影が施されている。また、左の目は正面をみているが、右の目は右のほうを見ており、焦点が少しずらされて描かれている。このような左右非対称な描き方が鑑賞者に不思議な感覚を与え、もう一度見てみたという思いを募らせるという。
モナリザ効果とは、筆者の勝手な命名であるが、東向きのリビングをあえて上側に描くことによって、間取り図の方向性を失わせ、チラシを見た人の潜在意識に、気になる物件として強い印象を残す現象のこと。

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2017年6月1日、このブログ開設から13周年を迎えました (^_^)/
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