東京駅直通14分、駅徒歩5分。総戸数129戸、15階建、2LDK(62.84m2)〜4LDK(90.81m2)。平成17年3月下旬竣工(6ケ月後)。
チラシでは分からなかったのだが、本物件の専用ホームページで確認すると、住戸の基本性能にかかわる部分でいくつかの不安材料が見えてきた。
戸界壁は最近のマンションでは珍しい、騒音トラブルの懸念があるGL工法が採用されている。また、壁・天井部の断熱材の折り返し補強範囲が不十分なので、将来、結露トラブルの恐れがある。この辺りは、建築に不案内な人では、チョット見抜けないだろう。
でも、住戸の基本性能よりも、もっと気になることがある。
「物件概要」の地目が、「鉄道用地他」となっている。
本物件の専用ホームページで調べていくと、貨物線路の跡地を利用した、地区計画地域に建つマンションであることが分かる。
地区計画とは、道路・公園の配置や建物の用途・高さ・容積率の制限など、地区の特性に応じてきめ細かく定め、良好なまちづくりをすすめる計画のことだ。
地区計画そのものは、全く問題ないのだが、問題なのは貨物線路の跡地利用ということだ。つまり、駅にあまりにも近い。近すぎる。
駅徒歩5分が謳い文句なのだが、言い換えれば、マンションのすぐ南側に鉄道が走っているということ。1、2階の住戸はともかく、上層住戸は、鉄道騒音の影響をまともに受けることになる。
南面に視界を遮るものがないので、確かに眺望は良いのだか、これでは窓を開け放して自然の風を楽しむことができない。
(本日、マンション広告14枚)