- 8月5日(木)の物件に同じ。
大手町駅直通11分、駅徒歩2分。総戸数671戸、20階建、1LDK(40.59m2)〜4LDK(95.76m2)。平成18年3月末竣工(1年7ヶ月後)
前回のチラシには掲載されていなかったサービスが追加されている。
- 使いたいときだけクルマを使う「カーシェアリングサービス」
イメージ・フォトとして載っている、イタリア製の真っ赤なスポーツカー、アルファロメオ147の写真は、かなりカッコ良い。
- 居住者の皆様で共用する車を1台用意いたします。駐車場代や税金、車両保険等の維持費もひとりで負担しなくて済みます。東西線の駅前に誕生する交通環境に恵まれた○○(マンション名)だから実現できたサービスです。
でも、671世帯にたったの1台では、いつでも好きなときにシェアリングとはいかないと思ったら、「有料/予約制」としっかり記載されている。
また、欄外に、チラシの中で最も小さい文字で、
- 「カーシェアリングサービス」のご提供は当初3年間となります
と注記されている。
念のために電話取材してみた。
- 筆者「カーシェアリングできるのは、写真のアルファロメオなのですか?」
- 女性販売員「現在モデルルームに展示しているアルファロメオ147を予定しています。竣工までに新しい車種が出た場合には変更する可能性もありますが、国産車ということはありません。」
- 筆者「なぜ『当初3年間』の限定サービスなのですか?」
- 女性販売員「オ○○・リースと月6千円の『常駐契約』を締結し、当初3年間はサービスをお約束しています。その後、利用動向を見ながら『常駐契約』の見直しができるように考えています。」
- 筆者「カーシェアリングサービスの利用料金はいくらですか?」
- 女性販売員「管理組合が負担する月6千円の『常駐契約』とは別に、利用者から利用料を頂きますが、いくらにするのかは未だ決まっていません。」
たったの21万6千円(=6,000円/月×36ヶ月)で、カーシェアリングサービスというイメージアップ広告が打てるというのは、マンション会社にとって、とても効率のよい販売促進手法だ。
でも、当初3年間しか面倒をみない、その後はマンション管理組合で決めてください、というなんとも都合のいい客寄せサービスだともいえる。
このカーシェアリングサービスの宣伝を見て、マンション購入を決断する人は、果たして何人くらいいるのだろうか。