不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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カタログ商品的な設備満載で主婦を狙い撃つ

土曜日、マンション・チラシ3枚。

大手町駅直通17分、駅徒歩6分。総戸数108戸、11階建。平成17年2月上旬竣工(8ヶ月後)。

4LDK(77.69m2)、3LDK(70.30m2)、3LDK(75.82m2)と、一つひとつの部屋がとても狭い。しかも、四隅の大きな柱が居室内に食い込んでいる。今どき柱の配置がアウトフレーム(=居室の外側に柱が配置されている)でないマンションは避けるべし。

また、チラシの半分近いスペースを費やしている、多くの「標準装備」に惑わされてはいけない。
キッチンを中心に、ビルドイン浄水器食器洗い乾燥機、ハンド式シャワーヘッド付き蛇口、人造大理石カウンターなどは、主婦に向けた甘い罠だ。
居住空間の豊かさを確保しようとすると、確かに分譲価格が高くなってしまう。一方、主婦受けのするカタログ商品的な設備を設けるだけであれば、それほどコストはかからない。
こうしてまた日本に劣悪な居住環境が生まれている。

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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